医療勤務環境改善マネジメントシステムの
具体的な流れ

進め方と支援ツールについて

 スタッフの健康増進と安全確保が図られた快適な勤務環境作りにおいては、医師、看護職、薬剤師、事務職員等の幅広い医療スタッフの協力の下、各医療機関の実態に合った一連の過程を定めたうえで、自主的かつ継続的な取り組みが必要となります。 ここでは、その具体的な進め方を説明します。

医療勤務環境改善
マネジメントシステムの進め方

 医療従事者の勤務環境改善に向けた医療機関全体での継続的な取組として、現状分析から課題を明確にすることで、本格的に取り組みを進めます。トップの方針表明から始まり、評価・改善に至る、7つのステップとなっています。
 勤務環境改善の取り組みを一時的なものとして終わらせるのではなく、無理なく継続的な活動として取り組むことにより、実質的な成果を創り出すことができます。そのためには、勤務環境改善のためのPDCAサイクルを確立し、継続的にサイクルを回していくことが重要です。
 手順を踏んで、ステップ・バイ・ステップで着実に取り組みを進めていきましょう。

マネジメントシステム
導入準備
STEP1 方針表明 取組の方針を周知し、取り組みをスタートしましょう!
STEP2 体制整備 多職種による継続的な体制をつくりましょう!
計画
PLAN
STEP3 現状分析 客観的な分析により課題を明確化しましょう!
STEP4 目標設定 ミッション・ビジョンと現状から、目標を設定しましょう!
STEP5 計画策定 目標達成のための実施事項を決めましょう!
実行
DO
STEP6 取組の実施 1つ1つ着実で継続的な実践を!
評価・改善
CHECK & ACT
STEP7 評価・改善 成果を測定し、次のサイクルにつなげましょう!
マネジメントシステム
導入準備
STEP1方針表明 取組の方針を周知し、取り組みをスタートしましょう!
STEP2体制整備 多職種による継続的な体制をつくりましょう!
計画
PLAN
STEP3現状分析 客観的な分析により課題を明確化しましょう!
STEP4目標設定 ミッション・ビジョンと現状から、目標を設定しましょう!
STEP5計画策定 目標達成のための実施事項を決めましょう!
実行
DO
STEP6取組の実施 1つ1つ着実で継続的な実践を!
評価・改善
CHECK & ACT
STEP7評価・改善 成果を測定し、次のサイクルにつなげましょう!

医療勤務環境改善
マネジメントシステム支援ツール

医療機関全体での継続的な取り組みを支援する、5つのツールを用意しています。
既に勤務環境改善の取り組みを行っている医療機関も、現状の評価や新たな目標設定等に活用できます。

推進体制整備シート

医療勤務環境改善マネジメントシステムの推進体制(チーム等)の名称、承認する経営トップの氏名、院内における位置づけ、メンバー、運営方針等を整理します。

現状分析シート

医療勤務環境改善の4つの領域、「Ⅰ. 働き方・休み方改善」「Ⅱ. 職員の健康支援」「Ⅲ. 働きやすさ確保のための環境整備」「Ⅳ. 働きがいの向上」について、自施設の現状を客観的に把握するとともに、現状の問題点を整理し、問題点を解決するための課題を抽出します。

現状診断・対策立案シート

現状分析や自機関のミッション・ビジョンから中長期の目標を設定し、現状と目標の差やその原因を踏まえて取組を検討するという、一連のフローをまとめます。

アクションプラン・シート

「現状診断・対策立案シート」の「今年度の取組」について、1年間の具体的活動スケジュールを検討します。

PDCA運営シート

定期的(1ヶ月・四半期ごと等)にアクションプランの進捗状況を確認した上で、各取組の結果を振り返り、必要な改善策を検討するという一連の進捗管理を実施します。

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